森本慎太郎くんの音楽への向き合い方
最近の慎ちゃんのインタビューから感じたこと。
「自分が一番推していた曲は最終的に弾きました」
on eSTパンフ読んでて印象的だったお話。
自分たちの意見がこんな風に取り入れられてますとかこの提案を採用されましたとかって話はよくあるじゃないですか。
選ばれなかった側の話って珍しいよね。
こちら側としては選ばれたものしか知ることができなくて、でもそこに至るまでには選ばれたもの以上に選ばれなかったものがあって。
私、舞台オタなんですが「台本をカットするときは自分の好きなシーン削りなさい」って言葉を見たことがあって(元ツイ見つからなかった…誰の言葉か知ってる人いませんか…私の幻覚だったらごめんなさい…)、慎ちゃんのコメントを読んだときにこれを思い出しました。
洋服に例えるとわかりやすいかな。
柄物が好きだからといってトップス、スカート、パンプス、バッグまで全て柄物にしたらちょっとそれは...ってなるじゃないですか。ひとつひとつはよくてもその組み合わせはもったいないよねっていうやつ。
トータルバランスってやつよね、舞台だったら演出家のお仕事がそれであり、お客さんに届ける役割を果たすのが俳優。
そう考えるとどっちもやってのけるSixTONESってすごい集団。
「好きなものを詰め込みました」的なこと言ってて実際そうなんだけど、単に好きを詰め込んだわけではなく取捨選択できるバランス感覚。
あの言い回しからすると他のメンバーの意見も踏まえて弾いたっぽいけど、慎ちゃんも納得して弾くという判断に至ったんだろうなと思うと、音楽面においても俯瞰的に捉えられる人なんだろうな。
歌への向き合い方の変化
ざっくりとここ最近の慎ちゃんの歌うことに対する変化。
自分の声が嫌い
↓
(YouTubeのCar Karaoke)ほぼ歌ってない
↓
(夏のANNにて)自分の声は嫌いでカラオケ行っても歌わない、でもライブのときは自分の声好き、楽しい
↓
(最近のラジオ)隙あらば歌いまくる
からの音楽と人のインタビューね。
・これまでは自由に歌ってたけど最近は歌い方のアプローチを気にするようになった
・サウンド重視だったのが歌詞を意識するようになった
・歌い方の技術を学んでいる最中
慎ちゃんがどう歌と向き合うようになったかが分かる素晴らしいテキスト。(こういうとこ深掘りしてくれるの音楽誌だからこそなので圧倒的感謝。)
たぶん今までは≪自分が好きな音楽を聴く≫だけだったと思うのね。
それが≪聴いた音楽から学ぶ≫になって自分の歌い方に反映させているってものすごく大きな変化じゃないですか。
嫌いが好きに変わったのか
嫌いだけど受け入れたのか
音楽を大切にするグループに属してるからなのか
理由は分からないけど自分の声と向き合えるようになったのってすごいなぁと思って。
on eSTパンフでも「ジャニーズっぽい声質」と自分の声を分析してるし。
インタビューの受け答えからすると自分の歌声も聴いて分析してるのかな?
自分の歌声嫌いだと録音した自分の声聞くの結構抵抗ある人が多いのでは?
慎ちゃんがそれに当てはまるタイプかわかんないけどカラオケで歌わないって相当嫌いだと思うから、なにがきっかけでその壁を突破したのか教えてほしいくらいです。
(ちなみに私も自分の歌声が嫌いで録音したのとか聞けない)
みんな大好きキャラメルボイスに歌詞を掘り下げる奥深さと細かな歌唱テクニックが掛け合わさったら森本慎太郎の魅力がさらに色鮮やかになるよなぁと期待に胸が膨らみます。
慎ちゃんの歌声が大好きなので、いつか彼自身もその歌声を自信をもって好きだと言える日がくるといいなぁと願って。